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2014.05.05_AA815を支えた愛しきアイテムたち(ナショナル真空管ラジオModel 740)

AA815を支えた愛しきリグたち
05 /05 2014
今回から、当局のラジオ・無線ライフを脇からサポートしてくれたアイテムたちを前回シリーズ同様その背景などを織り交ぜながら綴っていきたいと思います。(←またかよ~)

第一回目は、ナショナル真空管ラジオ(Model 740)を取り上げます。

 
1980年、当時中学2年生。既にICF-6800、ICF-5900などを導入し、BCLも日本語放送中心のワッチから、朝鮮半島の放送局に興味がシフトし始めていました。
きっかけは月刊短波の韓国出張調査レポートの記事やラジオたんぱのBCLワールドタムタムで朝鮮半島の放送局特集など様々な要因だったと思います。

 
韓国のCMは聴いていて面白く、そのため国営放送のKBS系列より民間放送局を中心に狙っていました。
お約束のIDの録音も行いました。国内局との混信だけでなく近所を走行する東海道新幹線のモーターノイズにも邪魔されながらコツコツためていきました。
 
受信報告書も書きました。もちろん中学生ですから何をしゃべっているのかわかりませんが、ニュースや音楽・トークなどの羅列で仕上げました。ハングルもわからないので、和韓辞書?を購入し、単語を調べ見よう見まねでハングル文字を書いていきました。苦労して書き上げた受信報告書に対してべリカードが届いたときは嬉しかったですね。これは、釜山文化放送。

 
この調子で、民放のカードを次々ゲットしようと意気込んでいた1980年5月、放送局が占拠されたり放火されたりした光州事件が発生。当時の新聞のスクラップから。まだまだ不安定な国でした。

 
その後、「新聞社は放送局を所有してはならない」といった法改正が出来て、東亜放送や全日放送など数局は、KBS系になったりしたと記憶しています。
 
これは、事件の前の年にもらった東亜放送のカード。

 
送り主も、まさか翌年にデモが起きて、局が消滅するとは夢にも思っていなかったでしょう。

その後、中波DXという分野を知り、月刊短波のバックナンバーを読み漁りながら情報を集めていくうちに見えてきたキーワードが
 
「9R-59D」(← でたあああ!)
 
という、トリオのアマチュア無線用の受信機でした。

 
「真空管ラジオは内部雑音が少なく中波DXに最適」との記述に「真空管ラジオが欲しい・・・。」となりました。
 
そんな時、中学からの下校途中にある粗大ごみコーナーに真空管ラジオが捨ててあるではありませんか!
早速、家に持ち帰り、きれいにしてスイッチオン。完動品でした。
 
このラジオ、ナショナル製でMW・SW・FMの3バンド、短波は12MHzまでをカバー。後ろには、アンテナ&アース端子もしっかりついています。真空管ラジオといえば特殊な真空管を使った「マジックアイ」がSメーターの代わりなのですが、残念ながらパイロットランプしかありませんでした。
 
ネットで調べると、オークションサイトで似たような写真を発見。

 
Model740と呼ばれるものですが、よく見るとFM周波数が海外仕様、おまけに短波帯がない2バンド仕様のようです。1960年代に発売されていたようですので、当局のラジオもその派生バージョンと思われます。
 
これで中波DXをしたかというと、ノーでした。所詮、ホームラジオの性能。そのため、気が向いたときに短波を聴いていました。
その短波とは、これまた韓国がらみの怪しげな局。そう地下局です。
 
「韓国からお送りしています。」と言いながら北朝鮮から放送している「統一革命党の声」。23:00ごろからの英語放送をよく聞いていました。

 
ラジオのスイッチをオン。真空管が温まりだし、筐体内部から基板が温められて出る独特の匂いがしてきて、1分くらいしてスピーカーから少しハム音が乗った音が出てきます。そんな、手順を踏みながら、統一革命党の勇ましいオープニング曲を聴いていると、すごくミステリアスな気分にさせてくれたラジオでした。
 
アマ無線を始めると、6146Bという真空管(HF機の送信用)の名前を耳にするようになりますが、当局はオールトランジスタタイプを導入したので、真空管との付き合いは、後にも先にもこの時だけでした。
 
ハムフェアーなどで中古の9R59Dなんかを見つけると、いまでも立ち止まってしまいます。

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コメント

非公開コメント

No title

今朝はデジタル簡易無線での交信、ありがとうございました。
あの言論統制でKBSとMBCばかりになって残念でした。
統一革命党の声も希望のこだま放送もよく聞きました(笑)。
今でも実家に帰ると1035KHzのKBS浦項などがよく聞こえます。
また、私も一時9R-59Dを持っていましたが、その性能を教授することなく手放してしまいました。それにしても中波は色々な楽しみ方がありますね。

No title

とっとりU42局さん、こんにちは。
韓国側からの希望のこだま放送ってのも、ありましたね。ISはアリランでしたっけ?当時はラジオ韓国も「北韓の実情」とか結構敵対心むき出しの番組があって、中学生ながら「たいへんだなあ」と思ったものでした。

9R59D、お持ちだったとは羨ましいです。一度でいいから触ってみたいものです。

No title

移動運用お疲れ様でした♪
天気が良かったので日焼けしたんじゃないですか?
自分もかなり焼けました(笑)
昨日も結局特小での運用がメインになりました!お繋ぎ頂ありがとうございました(^^)v泉区のジャンク市で4EB宜しくお願いします♪

No title

かながわCG61局さん、こんばんは。昨日は、特小シンプレックス、お疲れ様でした。3チャンネルでのパイル、すごかったですね。

DCRでなく、特小であれだけの局数というのが嬉しいですね。

泉区のジャンク市、参加予定です。アイボール楽しみにしています。

No title

ちなみに、韓国出張調査レポート記事の筆者の長瀬さんは松下の技術者だった方(面識はありません)で、山下さんとは渋谷のNHKで1度だけお会いしたことがあります。私も韓国語に興味があったので日韓・韓日の辞書を持っていますが、受信報告を1通書いただけで挫折。勿体無いことをしました(笑)。

No title

とっとりU42局さん、こんばんは。当時の執筆者の方々は、語学だけでなく、文才もあってすごい方だらけでしたね。

辞書お持ちでしたか。当時は本屋に行ってもあまり置いてなかったように記憶しています。

No title

こんにちは。韓国局のベリカード本当に貴重ですね!今でもベリカードを発行しているのかは分かりませんが、先日丁度、釜山文化放送に受信報告書を送付したところでした。今まで数局に受信報告しましたが、残念ながら返信を頂けたのはほんの数局でした(^^;

No title

BCL高校生さん、こんにちは。韓国の国内向け放送局に受信報告書を出すって、BCLにハマりまくりですね。

最近、べリカードの発行は行っていないのでしょうか?

BCL高校生さんが今ゲットしているカードも、数十年後には貴重なカードになっていると思いますよ。ねらい目は、韓国の北隣の局でしょうかね。

ヨコハマAA815

小学校高学年から家のラジカセでの海外放送聴取(BCL)に始まり、アマチュア無線、フリーライセンス無線と電波に関する趣味を細々と続けてきました。特に最近は、週末に近所の高台から小さな出力でフリーライセンス無線の仲間との交信を楽しんでいます。(雨の日など運用できない日は「はまっこ海軍工廠」で建艦作業をしています。)