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2019.07.27_AA815を支える愛しきリグたち(R-299)

AA815を支えた愛しきリグたち
07 /27 2019
「バックラッシュを全く感じさせないダイヤルフィーリング!基本がしっかりできている流石日本製だね!」

最近、昔のポケット短波ラジオにはまっています。
先日のソニーICR-4800に続いて、実はICR-4900Ⅱも入手したのですが、バックラッシュが多くてちょっと残念。
そして第3弾としてターゲットにしたのが松下R-299。

このポケットラジオは先代の1976年発売のR-288が非常に有名で、当局がBCLを始めた時にむさぼるように読んでいたBCLブックで存在だけは知っていました。
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BCLマニュアルにも掲載されていましたね。
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1985年に北朝鮮の工作員が逮捕された時に押収された中にR-288があり、R-288といえば「工作員ラジオ」の印象が刷り込まれる結果となりました。
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つい最近まで、白黒写真でしか見たことが無かったのですが、お世話になっている とっとりU42局さんがこのラジオをお持ちで、カラーで認識できるようになりました。(写真はとっとりU42局さんのブログから印用)
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シルバーのフェイスにブラックの周波数ダイヤル。日本短波放送推薦ラジオだけあって、各周波数の部分は緑色の印刷。精悍な感じです。

しかし、当局的には1978年にマイナーチェンジした後継機のR-299に興味がありました。
白で統一された明るいカラーリング。その中で赤く光るLEDチューニングインジケーター。
山田先生もお気に入りの一台だったそうです。
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そんなR-299を今回箱付きで入手しました。
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蓋を開けるとベロのところに入っているもののリストが記載されているのは松下のお約束?
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ビニール製のケースも付いていますが加水分解で油がにじみ出ていてベトベト。
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取り扱い説明書は、1枚の両面構成。
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大切に使われていたようで、本体も綺麗。ソニーの縦型ダイヤルに対して横型ダイヤルは当局にとっては少し新鮮です。
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直読機も好きですが、このラフに周波数が印刷されたダイヤル版の中に、数多くの放送局が詰まっていると思うと、ちょっとワクワクさせてくれて大好きです。
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裏面はこんな感じ。
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側面のスイッチ兼ボリュームはよく見る形状ですが、いただけないのがその回転方向。
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一般的にはダイヤルを下に回すとスイッチオン&音量増加なのですが、このラジオでは何故か逆の設定。ダイヤルを上に回すとスイッチオン&音量増加になっています。当局は未だ慣れず、操作に戸惑っています。

底の部分が電池入れ。単3x4本とちょっと多め。
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音は、筐体が大きいだけあって、低音が出てとてもいいです。
また厚みがあるのでソニーや近年の中華ラジオのように倒れにくく安定して設置できるのは便利です。

また、驚いたのはバックラッシュの少なさ。ダイヤルツマミと針の動きが気持ちいいくらいにシンクロしていて、チューニングもスパッと決まります。

いつか太東崎に連れていって北米中波を聞かせてやりたいと思っています。
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2019.06.15_AA815を支えた愛しきリグたち(ICR-4800)

AA815を支えた愛しきリグたち
06 /15 2019
当局を支えた愛しきシリーズ、3年ぶりに帰ってきました。(笑)
(以前の記事は、画面に右側のカテゴリーを参照ください。)

さて今回取り上げるのは、ソニーのポケット短波ラジオICR-4800です。先日、中古で5000円チョイで購入しました。
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手元にはICF-SW20やSW22Eなどもあるのですが、この4800は初めて買ったポケット短波ラジオで思い出深いものがあり、再購入した次第です。

当局がBCLを始めた1978年当時、ソニーのポケット短波ラジオはTR-4400が発売されていました。ずんぐりとしたボディで12MHzまでカバーする仕様。その時はポケット短波ラジオへの興味はありませんでした。
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その後、中学2年生頃からラジオたんぱのヤロメロを聞き始め、外でも聞きたい思いが強くなります。しかし、TR-4400は持ち歩くには大きすぎます。横浜駅西口のダイヤモンド地下街にあった「王様のアイディア」に手のひらサイズの短波ラジオが売っていて、興味はあったのですが、本当に聞こえるのか??ということで購入には至りませんでした。(笑)

1981年のある日、本屋で買ってきた雑誌ランラジオの新製品紹介記事でソニーからポケット短波ラジオが発売されることを知ります。
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早速、横浜駅西口の家電専門店「アリック日進」に出向き、カタログをもらってきました。いままでのTR-4400とは異なり、とてもスリムでこれならカバンに入れてどこへでも持ちだせそうです。15MHzまでカバーされているのも魅力的でした。
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しばらくして、お小遣いを握りしめ「アリック日進」で購入。
驚いたのは豪勢なキャリングケースです。従来のソニーのキャリングケースは黒くて分厚い段ボール芯のレザーケースが多かったのですが、今回ついていたのはスエード調でソニーのロゴが斜めにプリントされたおしゃれなものでした。
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本体は非常に薄く、後年発売されたICF-SW20よりも薄い仕上がりとなっています。
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ダイヤル表示は、ICF-7600でお得意のバンドスプレッド方式により50kHzピッチで表示されています。スイッチはボディ右側の板を押すと作動する仕組みです。
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このラジオは外出時のお供に活躍してくれ、経年変化で周波数と針の位置がずれてくることがあっても、その度に中のコイルを調整してコンディションを維持していました。

翌年の1982年には、サイパンからの音楽専門局Kyoiが開局。ソニーはKyoiとのタイアップを大々的に進めていきます。当時様々な小冊子が作られたりキャンペーンが開催されていました。
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その流れで登場したのがソニーのBCLラジオでは珍しいカラーバリエーション仕様でした。ホワイトとブルーのボディは、今でもオークションなどで見ることが出来ます。
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それと並行して1983年頃にはカセットレコーダーと合体させたWA-5000が発売。
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1984年には17、21MHzとFM受信を可能にした後継機ICF-4900が登場します。
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その頃は、高校の部活が忙しくBCLや無線から離れていたので購入はしませんでした。

次にポケット短波ラジオを購入したのは1989年。あのカセットケースサイズICF-SW20です。
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そのころにはICR-4800はコイルの調整のし過ぎで調子が悪くなっていたので廃棄してしまいました。今思えば、ジャンクで残しておけば良かったと後悔しています。

今回、中古で再度手に入れたICR-4800。流石にこれでラジオ日経を聞くことは無くなりましたが、操作しているとあの頃が蘇ってきてホンワカ気分にさせてくれます。
いつか太東崎についていって北米中波をキャッチさせてあげたいと考えています。
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2016.05.08_冨田勲さん逝く

AA815を支えた愛しきリグたち
05 /08 2016
「作曲家でシンセサイザーアーティストの冨田勲(とみた・いさお)氏が5日午後2時51分、慢性心不全のため死去した。84歳だった。」

突然の訃報。

冨田勲さんの熱狂的ファンではありませんでしたが、中学生の頃に一枚のLPを買いました。

そのタイトルは「月の光」。作曲家ドビュッシーの音楽をシンセサイザーで再現したものです。


購入のお目当ては、アルバムの中の5曲目「アラベスク第1番」。

これは当時、ラジオオーストラリア日本語放送で毎週日曜の22時からの第2放送の番組の一つ「声の交換室」のテーマ曲だったからです。(月刊短波1979.06より)


流れるような音調にしびれてしまい、探しまくって買い求めたのでした。
番組自体は、リスナーが自分の声をカセットに吹き込んで放送局に送るというものでした。

YouTubeにUPされていたので、貼り付けておきます。当時のBCLなら、もしかしたら覚えていらっしゃる方がいるかもしれませんね。


今夜はこれを聞いて寝ようと思います。

合掌。

2016.04.09_AA815を支えた愛しきリグたち番外編(ICR-K10)

AA815を支えた愛しきリグたち
04 /09 2016
当局を支えた愛しきシリーズ、番外編として久しぶりの復活です。(笑)

(以前の記事は、画面に右側のフォルダーを参照ください。)

さて今回取り上げるのは、いつまでたっても捨てられない引き出しの奥にしまっているソニーとしては珍しいキットのラジオICR-K10です。



このラジオの母体は、当時高感度シリーズで発売されていた「ザ、感度。」のICR-S10のため、性能的には保証済みといった感じです。


小学校高学年向けに開発されたキットで、9石ラジオ相当のICが搭載され、ミズホのピコシリーズのような「基盤は調整済み、周辺配線だけはご自分で。」といったものではなく、コンデンサーのハンダ付けやバーアンテナの感度調整なども行う本格的な内容となっています。1985年頃、高校生の頃購入しました。


組み立て説明書も非常に丁寧に書かれていて、当時の設計陣の意気込みが感じられます。


部品の名称と役割も解説されています。


コンデンサーを半田付けするために、ハンダはもちろん、練習用の基板と抵抗が付いていたり、爪楊枝とローソク?まで至れり尽くせりです。


おそらく初めてハンダ付けをする子供たちのために、ハンダ付けのやり方も丁寧に説明されています。
「なるほど、オイラにも勉強になるなあ・・・。」


コンデンサーの取り付ける順番もブロックフローで記載。


本体と見比べられるように、完成図もついています。


ダイヤル指針の取り付けなんて、他のキットでは見かけませんね。


基板を本体に取り付けます。




バーアンテナのコイルを、爪楊枝で左右に動かしてベストポイントを探し、最後にローソクで固定します。本格的過ぎですね。


聞こえないときのチェックポイント集です。最後にはご両親に泣きつきましょうとの記載も。


蓋を閉めて完成となります。




ソニーラジオには珍しく、回路構成図もついています。




その後、つくば万博のパビリオン「ジャンボトロン」(当局は、実際に見に行きました。懐かしー。)をモチーフにしたソーラーラジオキットも発売されました。


さて、このICR-K10。1987年4月のラジオパラダイスに登場します。


連載コーナーの「クリアーキャッチレスキュー隊」。お気に入りのラジオを聞きたいのに、混信などでうまく聞けない読者の悩みを専門ドクターが解決するというコーナーがあり、相談者はニッポン放送を聴きたいのにモスクワ放送が混信するので何とかしたいという内容。


そこで、対策としてこのICR-K10が登場します。そして、選択度を決める村田製作所のフィルターを狭帯域仕様に交換(SFU450B→SFU450Cに交換)するといったプラスアルファーの改造で問題を解決するといった内容でした。


当局も、やりたかったのですが、秋葉原のどこで売っているかもわからず、断念したのでした。

このICR-K10。大型スピーカーで音もよく、電池の持ちも良いので寝る前のおやすみラジオとして愛用していました。


当時のソニーは、ベータマックスも順調で「ソフトよりハード重視」の姿勢だったため、「ラジオのソニー」のプライドを存分に注ぎ込んだキットの印象があります。


久しぶりに電池を入れましたが、低音が適度に出た優しいAM放送の音を楽しむことが出来ました。
これからも机の中に大切に保管しておこうと思います。

2014.06.07_AA815を支えた愛しきアイテムたち(ナショナルアンテナカップラーRD-9810)

AA815を支えた愛しきリグたち
06 /07 2014
第三回目は、ナショナルアンテナカップラー(RD-9810)を取り上げます。

 
BCL始めたての頃、「BCLラジオを買って、ワイヤーアンテナを張ったら、あとは放送局を沢山聞いて受信報告書を書く。」 というのが当局のイメージでした。
 
そのため、周辺機器には全く興味がありませんでした。

 
「ぷりせれくたあ?それってICF-6800についてるし。でじたるまーかー?持ってるラジオは直読機だし。あんてなかっぷらあ?効果がよく解からないし。べつにいいや・・・。」
そんな感じでした。
 
そもそも、10mの逆Lアンテナもどきを既に張っていたので、「これで充分!」との思い込みもありました。
また、日本語放送中心のワッチではアンテナカップラーが必要な状況になりませんでした。
もちろん、眠い目をこすりながら(23:20頃でしたっけ?)聴いたラジオタイランドは、シグナルは弱く、音声もこもった感じで聞きにくかったですが仕方ないとあきらめていました。
 
大きなきっかけは、毎度書いている近隣諸国から始めた中波DXでした。
 
当時、自分の周りに中波DXをしている友人は無く、受信能力UPに関して相談できる相手は 「月刊短波別冊 BCL Q&Aハンドブック」 しかありませんでした。その中の、「中波BCLの受信設備」のページ。

 
そこには、お勧め設備としてループアンテナに加えて、この文章が!

 
「ズキューン!」てな感じで。「これは買わねば・・・。でもなんで、同じナショナルの最新横長タイプでなくて、くたびれたクーガのおまけタイプを勧めるのかな?」
 
そんなわけで、導入したのがRD-9810です。

 
このカップラーは、ご存じクーガ2200の相棒としてデザインされたものでミズホなどと違い、縦長です。

 
でもICF-6800に並べてもそんなにおかしくはありませんでした。

 
裏側は、こんな感じ。下半分は接続端子がぎっしり。

 
マイナスドライバーで締め付けるのが結構面倒でした。

 
使ってみると、どうでしょう。ダイアルを適当に回していると、ある点でSメーターが「ぐわっ」と大きく振れてくれます。
「アンテナの長さは変わらないのに、なんでよく聞こえるようになるの??」
正直、非常に驚きました。
 
その後は、中波DXの際には、まずカップラーで最大感度にしたうえで、ループアンテナを足すという手順で受信するようになりました。
 
当時入会していた日本BCL連盟の会報にも中波用カップラーの製作記事が載っていて、「いつかは作りたいなあ」 と思ってみたりもしましたが、その後アマチュア無線に移行してしまい、結局実現できていません。

 
それから20数年後、アンテナカップラーを再び購入します。
 
ふとしたきっかけでアマ無線を復活してみようと思い立ち、でもいつ飽きるかわからないので、「リグは昔使っていたもの」、「アンテナは取り付けが簡単で値段の安いワイヤー系ツェップアンテナ」 と決めました。しかし、一つだけ新調したのがミズホのアンテナカップラーでした。(「アンテナカップラー」から「アンテナチューナー」に呼び方が変わっていてちょっとびっくりでした。)

 
ミズホの取説は、インターネット時代になっても、このゆるさ。・・・好きです。

 
中学生の開局当時は、SWR計は持っていましたが、カップラーは持っておらず、うまくSWRを下げられず、高いまま運用していました。それもあってか、残念ながらあまり飛びませんでした。
 
今回は、「徹底的にSWRを落として運用してみよう!」 とのコンセプトで導入しました。結果は、21MHzで多くのオセアニア局とQSOでき非常に満足いくものでした。
 
調整は、手でダイアルをぐりぐり回しながらSWRが下がる点を探すのですが、これが面倒な上 結構難しく、それがまた面白いのです。
 
自動でマッチング調整してくれる「オートアンテナチューナー」という便利なモノも売られていますが、当局は「ぐりぐり」 が好きなので、次に中古で購入したクラニシ製(倒産してしまいました(涙))もマニュアルタイプを選びました。

 
現在、家には7&21MHz用のワイヤーダイポールしかありませんが、このチューナーのおかげで29MHzのデジピーターで遊べています。
 
RD-9810から始まった、アンテナとリグをうまくマッチングする「カップラー」。
 
アンテナの性能を最大限引き出してくれる魔法の箱は、今に続く当局の無線ライフを支えてくれる大切なアイテムとなっています。そのため、HF運用を目指すローカルさんにも、「チューナーもあった方がいいですよ。」 とついつい薦めてしまうのです。
 
おまけ: 月刊短波のミニ漫画「リグ・ログ・ラグ」にも、このカップラーがちらっと出てきます。(右上)

2014.05.24_スカイトークで中波DXは可能か?

AA815を支えた愛しきリグたち
05 /24 2014
「ラジオの中から友が呼ぶ。トランシーバーの中からオーストラリアの中波局がきこえる・・・。」
 
先日、中波用ループアンテナを押し入れから発掘してから、何とかスカイトーク(ICB-R5)で中波DXが出来ないか夜な夜な機会をうかがっていました。

 
狙う時間は、午前零時のタイミング。本当は深夜3時とか4時の方が良く入るのでしょうが、翌日は会社だし、朝眠いのは嫌だし・・・。(軟弱ものです。)
 
いつも聴く630MHzでは、上手くいけばグアムのKUAM、オーストラリアのABC系列の4QNが聞こえるはずです。両局とも英語放送なのですが、4QNは定時ニュースの時、ニュースジングルが流れるのですぐにわかります。(昔、ラジオオーストラリアの日本語放送で、19:30からのニュースでも流れていたので、BCLだったら誰でも知っている曲です。)
 
連日、ワッチするもなかなか聞こえません。韓国KBSががっつり入る日が続いたのですが、一昨日からいい感じに。KUAMがKBSを押えて入感。「これは期待できるかも。」。零時になるとKUAMは聞こえるのですが、4QNのニュースジングルは聞こえません。
 
「スカイトークでオーストラリアは無理なのかな?ICF-SW7600GRと聞き比べると、選択肢の幅もやけに広いし。」
 
でもって昨晩。スカイトークでKUAMが入感。これは期待できそうです。ちょっとお遊びでICF-SW22JEをループアンテナにひっかけてワッチすると、これまたしっかり入感しています。恐るべしループアンテナ。

 
そして、零時。するとスカイトークからあのABCニュースジングルが流れました!「おおっ、CBトランシーバーで中波DXの瞬間だね!」。布団の中でバタバタ喜んでいました。

 
「昼はフリラ交信、夜は中波DXもできるなんて、便利なリグだ。」(といってもループアンテナのおかげですが・・・。)
 
これで目的は達成できたので、寝室の邪魔者ループアンテナも分解して再び押入れにしまうことが出来ます。
 
今回は、全く自己満足のチャレンジでしたが良い思い出になりました。
でも一番感心したのは、ループアンテナから離れた位置にあったICF-SW7600GR。
内蔵バーアンテナだけで軽々4QNを受信してしまうことでした。

2014.05.10_スカイトークで中波DX?

AA815を支えた愛しきリグたち
05 /10 2014
「KBS、邪魔なんだよなあ・・・。しかし、CBトランシーバーで中波DXする局なんているのかなあ?」
 
連休ボケも無くなり、やっと週末です。
先日、引っ張り出したループアンテナ。再びしまい込む前に、オーストラリアの中波が受信できるか、スカイトークでチャレンジしようと考え、今朝3時ごろにゴソゴソやってみました。

 
ところが、今日は韓国KBSが思いのほか強力に入感しています。アンテナをサイドに振っても入感する強度。
それに、いつもの内蔵バーアンテナでのワッチではあまり気にならなかったノイズも増幅されている感じです。
 
「屋内だからダメなのかな?ベランダに出すか・・・。」
 
真夜中に、またまたゴソゴソ。
 
「寒いし眠いし、ICレコーダーで録音させておいて、寝~よおっと・・・。夜露?防滴だからいいんじゃない?気にしないもんね。」
 
5時ごろ目が覚めて、ベランダに行くとすっかり冷えたリグ達。(この組み合わせ、どう見ても変ですよね。)

 
早速、室内に入れて、ICレコーダーを聴くと・・・。
 
相変わらず、KBSが強力で英語局は全く入感していませんでした。まあ、コンディション次第なので仕方ありあせんね。でも、ループアンテナ、邪魔だから早くしまいたいんですけどね。

2014.05.06_AA815を支えた愛しきアイテムたち(ナショナル中波ループアンテナRD-9170 その2)

AA815を支えた愛しきリグたち
05 /06 2014
ネットに写真の少ないRD-9170。
 
良い機会なので、30年以上、閉まったままのダンボールから取り出して、組み立て、動作チェックまでをご紹介します。
 
梱包箱はこんな感じ。焼けちゃっています。

 
30年ぶりに、恐る恐るふたを開けると。(ドキドキ)

 
蓋に内容物が記載されています。

 
「全く記憶がない・・・。」
 
さて中身は?

 
おおっ、とりあえず全部入っているようです。コントローラーから抜かれていた単3電池は液漏れ。そのため、アンテナ支柱の足部分の塗装が腐食していました。(涙)

 
ループのコードはべたべたになっていません。

 
コントローラーは、こんな感じ。目盛りはおおざっぱ。でも別に不自由しません。

電源をスライドさせると、オレンジの表示が出てきます。(点灯ではなく、塗装部が現れるだけです。)

 
裏はこうなっています。(マジックテープ発見!)

 
天板部分がコネクター接続部。

 
低板部分は電池を入れる部分。

 
入っていたものは、全部でこんな感じです。

 
さあ、組み立てます。まずは、足元から。ビスが多いんですよね。

 
次にアンテナ部分。中心の四角い箱に4つの腕をつけます。

 
出来上がったら、支柱にアンテナの四角い箱を上から載せます。風見鶏のような感じ。指でくるくる回せます。

 
デカくなってきたので、ベランダに出します。ちなみにこれらは骨組でアンテナではありません。

 
肝心のループ線を外周に巻きます。これがアンテナ部分です。たらーんとしていますが、OK。

 
下の部分にバネが付いていて左右を繋げると、ループ線にテンションがかかりピンなります。

 
ループ線は6列のシルバーの電線です。

 
これで完成。

 
さて、動作するでしょうか。というか、針式のSメーターのラジオってどこにあるの?当局の持っているのはICF-SW7600やPL-310、ICF-SW22JEなどSメーターが液晶やLEDばかり。
 
「そうだ、あれだ!」
 
ICB-R5スカイトークがありました。でっかいSメーターがついているので、効果がよく解かるでしょう。初めてスカイトークのラジオ部分が役に立ちました。
 
早速動作チェックーーー!
今は14時なので、弱く入感する山梨放送で検証してみます。

 
まずは、スカイトークだけでの受信状態。Sメーターは殆ど触れていません。

 
次に、ループアンテナを放送局と90度の方向にして最少感度状態でチェック。(放送局は、写真正面方向)

 
コントローラーのスイッチオン!「おっ、振れているじゃん。また使えるんだ!!」

 
さて、最後は最大感度の方向にしてチェック!

 
「おおっ、すごくクリアに入感する!流石ループアンテナ!」
バッチリ、針が振れています。

 
スカイトークでKUAMが聴けるのかチェックしたのち、また押し入れにしまう予定です。
 
以下、おまけ。取扱説明書です。A3サイズなので分割して掲載します。

 

 

 

 

 

 

2014.05.06_AA815を支えた愛しきアイテムたち(ナショナル中波ループアンテナRD-9170 その1)

AA815を支えた愛しきリグたち
05 /06 2014
第二回目は、ナショナル中波ループアンテナRD-9170を取り上げます。
 
ループアンテナとは、今でもCDコンポなどにおまけでついてくる輪っかのようなアンテナの事です。
当時は一辺1mの大きなアンテナが売られていました。(でかっ)

 
今でこそ、短波帯も含めてBCLにはループアンテナという選択肢が市民権を得るようになりましたが、当局が中学生の1979年当時は、まだまだ「逆L型」アンテナが王道でした。

そんな中、ラジオの製作でミズホ通信の高田先生(社長)が「謎のトライアングル」という中波用のループアンテナの製作記事を発表されていました。

 
といっても、駆け出しBCLの当局は、中波のアンテナにはあまり興味がなく、狭い敷地に「逆L型」もどきの10m長のワイヤーアンテナを張って(アースも埋めて)日本語放送に夢中でした。
 
そんな時、グアムの地元局が日本語放送をしている情報を入手します。確かに月刊短波の日本語放送レポートコーナーの最後の方に「KUAM」というに慣れない放送局の投稿記事が載っています。

「グアムといえば、KTWRでしょ!」

でもよく読むと日本語放送を行っているらしいです。
それから夜な夜な(たしか21時)610KHzに合わせていると、ある日 日本語放送が聞こえてきました。
早速、レポートを送ると大きなべリカードと共にアナウンサーのテッド荒川氏のコメントが。
その内容は、「指向性アンテナを使うとよく聞こえるから試してみてちょ。」という趣旨のものでした。

 
「指向性あんてな???」
 
その時、頭に浮かんだのが、月刊短波の背表紙にプロシード2600の広告の片隅に四角いアンテナで青いビームが突き抜けている写真でした。

 
そう、これが今回の主役「RD-9170」です。
 
月刊短波を読み返してみると、使用レポートが掲載されており、中々良さそうです。

 
回路図のアップです。


しばらくして購入し、使ってみると確かにすばらしい。
 
ループアンテナとコントローラーの組み合わせ。コントローラーには単3x2本で動作させます。
コントローラーとリグのアンテナ端子を直接つなげてもよいのですが、リグのバーアンテナに近づけるだけでも効果が出る設計となっています。

当局的には、直接つなげるとノイズが増えるため、常にバーアンテナに近づけて使っていました。
ICF-5900との組み合わせでよく使いましたが、ラジオとコントローラーをマジックテープを使って固定させていました。写真のラジオの右上の接着剤のあとは、マジックテープをはがしたあとです。

 
「す、すごい!5倍以上のエネルギーゲインがあるぞ!(by アムロ)」ではないのですが、同調させると、Sメーターの針が振り切れになる感じです。短波でいえば、アンテナカップラーで同調させた時の針の振れと同じ感じですね。導入のきっかけとなったKUAMも良好に受信できるようになり、うれしくって月刊短波にレポートを出したほどです。
 
その後、中波DXに傾倒していきます。韓国に始まり、オセアニア(オーストラリア、フィリピン、インド)に移っていきました。寒い冬の早朝の3時半くらいにゴソゴソ起きだして、石油ストーブをつけて、ABCの4QN、BBCのオマーン?、インドのAIR、フィリピンのDWWW、インドネシアのウジュンパンダン?など、常連局と呼ばれるものばかりでしたが、それでも録音しては何度も繰り返し聞いて、一人ニンマリしたものでした。(あー、書いていて懐かしい~。)
 
国内局の隙間から聞こえる異国のローカル局は、中波で聴くこと自体 不思議な感じでしたし、放送対象ではない国外の自分がそれを聴いていることに優越感を感じたものでした。
これは、中波DXで入手した数少ないべリカードです。

 
ABC各局はみんな同じデザインだったのでちょっとがっかりしましたね。

 
その先にあったのが、北米中波DXです。
でも、切り札のループアンテナを使っても、全く受信できませんでした。月刊短波の北米レポートコーナーを読んでは、「なんでこの人たちは聞こえるんだろ?」と不思議でした。
北米中波DXの印象に残っている代表的な周波数は、現在は1700KHzですが、当時はやっぱり1170KHz!
MBS毎日放送1179KHzのすぐ下のチャンネルです。この周波数は、当時ラジオ韓国が使用し始めたことで、夕方の放送開始までが勝負でした。これは1170KHz使用開始を記念して発行されたべリカード。

 
それでも、学校から帰宅し、何の気なしに1170KHzをワッチすると、英語の放送が入感しているではありませんか。アラスカのKJNPでした。それが最初で最後の北米中波の受信でした。
 
高校に入学すると部活で忙しくBCLから離れますが、横浜からMBSヤングタウン、東海ラジオのとびっきりNight!などをループアンテナのおかげで良好に楽しむことが出来ました。
 
高校卒業と同時に、段ボールにしまい、押し入れの中となりました。
 
久しぶりに、RD-9170の思い出を綴ってきましたが、参考写真をネットで探したところ、不思議なことにあまりありませんでした。あれだけ、効果的なアンテナなのに、復刻されてもよさそうですが。問題は大きさでしょうね。奥さんに、「掃除の邪魔」と言われるのが目に見えています。
 
おまけ: 月刊短波のミニ漫画「リグ・ログ・ラグ」にも、このアンテナがちらっと出てきます。(右端)

2014.05.05_AA815を支えた愛しきアイテムたち(ナショナル真空管ラジオModel 740)

AA815を支えた愛しきリグたち
05 /05 2014
今回から、当局のラジオ・無線ライフを脇からサポートしてくれたアイテムたちを前回シリーズ同様その背景などを織り交ぜながら綴っていきたいと思います。(←またかよ~)

第一回目は、ナショナル真空管ラジオ(Model 740)を取り上げます。

 
1980年、当時中学2年生。既にICF-6800、ICF-5900などを導入し、BCLも日本語放送中心のワッチから、朝鮮半島の放送局に興味がシフトし始めていました。
きっかけは月刊短波の韓国出張調査レポートの記事やラジオたんぱのBCLワールドタムタムで朝鮮半島の放送局特集など様々な要因だったと思います。

 
韓国のCMは聴いていて面白く、そのため国営放送のKBS系列より民間放送局を中心に狙っていました。
お約束のIDの録音も行いました。国内局との混信だけでなく近所を走行する東海道新幹線のモーターノイズにも邪魔されながらコツコツためていきました。
 
受信報告書も書きました。もちろん中学生ですから何をしゃべっているのかわかりませんが、ニュースや音楽・トークなどの羅列で仕上げました。ハングルもわからないので、和韓辞書?を購入し、単語を調べ見よう見まねでハングル文字を書いていきました。苦労して書き上げた受信報告書に対してべリカードが届いたときは嬉しかったですね。これは、釜山文化放送。

 
この調子で、民放のカードを次々ゲットしようと意気込んでいた1980年5月、放送局が占拠されたり放火されたりした光州事件が発生。当時の新聞のスクラップから。まだまだ不安定な国でした。

 
その後、「新聞社は放送局を所有してはならない」といった法改正が出来て、東亜放送や全日放送など数局は、KBS系になったりしたと記憶しています。
 
これは、事件の前の年にもらった東亜放送のカード。

 
送り主も、まさか翌年にデモが起きて、局が消滅するとは夢にも思っていなかったでしょう。

その後、中波DXという分野を知り、月刊短波のバックナンバーを読み漁りながら情報を集めていくうちに見えてきたキーワードが
 
「9R-59D」(← でたあああ!)
 
という、トリオのアマチュア無線用の受信機でした。

 
「真空管ラジオは内部雑音が少なく中波DXに最適」との記述に「真空管ラジオが欲しい・・・。」となりました。
 
そんな時、中学からの下校途中にある粗大ごみコーナーに真空管ラジオが捨ててあるではありませんか!
早速、家に持ち帰り、きれいにしてスイッチオン。完動品でした。
 
このラジオ、ナショナル製でMW・SW・FMの3バンド、短波は12MHzまでをカバー。後ろには、アンテナ&アース端子もしっかりついています。真空管ラジオといえば特殊な真空管を使った「マジックアイ」がSメーターの代わりなのですが、残念ながらパイロットランプしかありませんでした。
 
ネットで調べると、オークションサイトで似たような写真を発見。

 
Model740と呼ばれるものですが、よく見るとFM周波数が海外仕様、おまけに短波帯がない2バンド仕様のようです。1960年代に発売されていたようですので、当局のラジオもその派生バージョンと思われます。
 
これで中波DXをしたかというと、ノーでした。所詮、ホームラジオの性能。そのため、気が向いたときに短波を聴いていました。
その短波とは、これまた韓国がらみの怪しげな局。そう地下局です。
 
「韓国からお送りしています。」と言いながら北朝鮮から放送している「統一革命党の声」。23:00ごろからの英語放送をよく聞いていました。

 
ラジオのスイッチをオン。真空管が温まりだし、筐体内部から基板が温められて出る独特の匂いがしてきて、1分くらいしてスピーカーから少しハム音が乗った音が出てきます。そんな、手順を踏みながら、統一革命党の勇ましいオープニング曲を聴いていると、すごくミステリアスな気分にさせてくれたラジオでした。
 
アマ無線を始めると、6146Bという真空管(HF機の送信用)の名前を耳にするようになりますが、当局はオールトランジスタタイプを導入したので、真空管との付き合いは、後にも先にもこの時だけでした。
 
ハムフェアーなどで中古の9R59Dなんかを見つけると、いまでも立ち止まってしまいます。

ヨコハマAA815

小学校高学年から家のラジカセでの海外放送聴取(BCL)に始まり、アマチュア無線、フリーライセンス無線と電波に関する趣味を細々と続けてきました。特に最近は、週末に近所の高台から小さな出力でフリーライセンス無線の仲間との交信を楽しんでいます。(雨の日など運用できない日は「はまっこ海軍工廠」で建艦作業をしています。)